ドコモユーザーのみが入会できる、DCMX には年会費が実質無料のDCMX と、年会費が10,800円(税込)のDCMX GOLD の2種類があります。
私も初めは、年会費が1万円と聞いて「高っ!!」と思いましたが、カードの利用方法によっては、ポイント分で年会費が相殺されるケースや、DCMX GOLD の会員特典内容が、以外に良かったので、DCMX GOLD に入会することにしました。
今回は、DCMX とDCMX GOLDの違い、DCMX GOLDのメリット、DCMX GOLD の年会費をポイントで相殺できるケースと相殺できないケース、DCMX GOLDに入会する上での注意点などを紹介し、年会費が必要なDCMX GOLDの方がなぜ、おすすめなのかを、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。
このページの目次
DCMX とDCMX GOLDの違いについて
主な違いについては、下記の通りとなります。
DCMX | DCMX GOLD | |
年会費 | 初年度無料 次年度も実質無料 |
10,800円 (税込) |
家族カード | 無料 | 1枚目無料 2枚目以降1,080円(税込) |
ETCカード | 実質無料 | 永年無料 |
携帯料金のポイント還元率 | 0.5% | 10% |
ローソンの買い物が3%オフ | ○ | ○ |
ドコモプレミアムクラブご優待 | ○ | ○ |
ゴールドステージご優待 | - | ○ |
ケータイ購入ご優待券プレゼント | - | ○ |
DCMXケータイ補償 | 最大1万円迄 | 最大10万円迄 |
DCMXゴールドデスク | - | ○ |
海外旅行保険 | - | 最大1億円 |
海外航空便遅延費用特約、家族特約 | - | ○ |
国内旅行保険 | - | 最大5,000万円 |
国内航空便遅延費用特約 | - | ○ |
お買物あんしん保険 | 年間100万円迄 | 年間300万円迄 |
ラウンジ(空港・その他) | - | ○ |
USJ ドコモラウンジ | - | ○ |
VJデスク(旅のサポート) | ○ | ○ |
海外レンタカー | ○ | ○ |
海外緊急サービス | ○ | ○(無料) |
まず、一番目につく大きな違いは、年会費が無料なのと1万円かかる点だと思います。
一見、年会費が1万円と聞くと「高っ!」と思うかもしれませんが、人によっては月々の携帯料金の支払いで付与されるポイントで、年会費分以上のポイントを獲得することができるので、年会費は実質ポイントで相殺されることになります。
また、大抵は入会キャンペーンで、年会費分相当以上のポイントであったり、クーポンがもらえたりするので、年会費1万円というのは、さほど敷居は高く感じません。
DCMX GOLDのポイント還元率は脅威の10%!!
年会費以上に違いがあるのが、携帯料金の支払いで付与されるポイントです。
DCMX は通常付与されるポイントと合わせて1,000円につき10ポイントなのに対し、DCMX GOLD は1,000円につき100ポイントと、脅威の還元率10%を誇るのです。
ポイント還元率が高いクレジットカードは色々とありますが、さすがに10% 還元されるカードはDCMX GOLD だけだと思います。
従って、月々の携帯料金が9,000円以上であれば、9,000円 x12ヶ月=10,800円となり、携帯料金の支払いで付与されるポイントで、年会費を相殺することができるのです。
しかし、毎月の携帯料金で9,000円も支払っていないから損をする、と思った方も多いかと思いますが、色々工夫することで毎月9,000円以上をポイント対象にすることができるので、ここで諦めないで最後までご覧になってください。
携帯購入時に使える、優待券も付いてくる
DCMX GOLD だけの特典として、携帯電話を購入する時に使える優待券(割引券)が、初年度は5,000円分、2年目以降はカードの利用金額に応じて、最大20,000円分がプレゼントされます。
ポイントの対象は1回線のみ
ポイント10%の対象となるのは、1回線のみとなります。
昨今は、複数回線を持っている方も多いですが、1回線のみが対象です。
また、夫婦揃ってドコモを使っていて、請求を夫婦で合算している場合も、10%の対象となるのは、主回線のみです。
夫婦で10%の対象にするには、後ほど説明します家族カードを作るようにしましょう。
ドコモ光の請求額も還元率10%の対象
2015年3月から開始された、ドコモの光コラボサービスである、ドコモ光の毎月の通信費用もポイント10%の対象となります。
ドコモ光の毎月の通信費は、5,200円からなので、仮に携帯料金が毎月6,000円だとすると、合算して10,000円以上となるので、年間にすれば12,000円相当がポイントで還元されることになります。
そうすれば、年会費は相殺できますね!
DCMX GOLDの年会費がポイントで相殺できるケース
それでは、DCMX GOLD の年会費10,800円が、ポイントで相殺できるケースを考えてみたいと思います。
シェアパックの親回線なら問題なし
シェアパックなら、最も安いプランでも9,500円なので、それにカケホーダイを合わせると、12,000円以上がポイント10%の対象となるので、年会費はポイント相殺できます。
家族の場合は、家族カードで請求額を合算しよう
また、家族の場合は、家族カードを作ってそれぞれのカードで支払うようにしましょう。
例えば、夫がDCMX GOLDで奥さんが家族カードで支払ったとしても、家族カードで支払った料金は、夫のDCMX GOLDカードに合算請求され、ポイントの10%付与されます。
年会費がポイントで相殺できないケースとは?
逆に、年会費がポイントで相殺できないケースと対策について考えてみたいと思います。
単身世帯で、パケットパックがデータパックの場合は、毎月の支払いが9,000円を下回るケースがあるので、相殺できない場合が考えられます。
データLパックであれば、何とか9,000円を上回れるかもしれませんが、それほどパケットを使わない方には得策ではありません。
月々サポートの割引額分はポイント対象外
DCMX GOLD でポイントを貯める上で、一番の癌は「月々サポートの割賦分はポイント対象外」になるという事です。
大抵の方は、端末購入時に割賦販売で購入されていると思います。
月々、2,000円から3,000円ほどが、月々サポートという形で、割引され実質0円に近い価格になる仕組みですが、月々サポートで差し引かれた分は、ポイント対象外になるのです。
端末代金を含めて毎月約8,000円で、月々サポートが適用されて5,000円になったとすると、ポイント対象になるのは、月々サポート適用後の5,000円となります。
くれぐれも、勘違いしないように事前に確認しておきましょう!
自宅のネット回線をドコモ光にする手もある
単身世帯の方は、自宅にインターネット回線があれば、ドコモ光にする手があります。
先ほども説明しましたが、ドコモ光の支払いもポイント10%の対象となるので、毎月の携帯料金とインターネット代を合わせれば、毎月9,000円をクリアし易くなると思います。
なので、ドコモユーザーは絶対にドコモ光がおすすめです!
DCMX GOLD の勘違いしやすいポイント
DCMX GOLD の特典内容には、少し勘違いしやすい点があります。
DCMXケータイ補償は、紛失・盗難か修理不能でないと補償してもらえない
DCMX GOLD のWEBサイトには次の様に書かれています。
DCMXでご利用中の携帯電話端末が、ご購入から1年以内(DCMX GOLD会員は3年以内)に偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損など)となってしまい、新たに同一機種・同一カラーの携帯電話端末をドコモショップでDCMXにてご購入いただいた場合に、ご購入費用の一部をサポートするサービスです。
つまりは、修理が可能と判断されると、保証の対象外にされてしまうのです。
例えば、ディスプレイは割れたが、電源は入っていて通話もできるような状態であれば、修理可能と判断される可能性が高いでしょう。
その点、従来のケータイ補償サービスであれば、一定額を支払えば修理も補償してくれるので、安心と言えば安心ですね。
USJ のドコモラウンジは抽選制
以前までは、ドコモのプレミアムステージ会員であれば、docomoプレミアムクラブの国内クーポンから、スペースファンタジーザライドに優先乗車できるドコモラウンジのクーポンを入手することができましたが、2014年4月からは、抽選制に変更となりました。
リクルートカードプラスと併用すると、ドコモポイントとPonta がより貯まりやすくなる
リクルートカードプラスと言えば、業界屈指のポイント還元率(2%)を誇るクレジットカードで有名ですが、リクルートカードプラスで貯まるリクルートポイントはPonta に等価で交換することができます。
また、Ponta とドコモポイントは2015年12月から交換サービスがスタートしますので、リクルートカードプラスで貯まったポイントが、Ponta を経由してドコモポイントに交換することができますし、リクルートカードプラスとDCMX GOLD で貯まったポイントを、それぞれPonta に集約することも可能になります。
携帯料金と通信費(ドコモ光)はDCMX GOLD で支払い、それ以外の公共料金や、通常の支払いはリクルートカードプラスで支払うことで、より多くのポイントを獲得することができます。
まとめ
年会費が10,800円といえども、携帯料金の支払いで10%のポイントが付与されるのは、大きな魅力と言えます。
毎月の携帯料金が9,000円を超える方や、ドコモ光と携帯料金を合算すれば9,000円を超える場合は、毎月の支払いで付与されるポイント分で、年会費を相殺することができます。
その他にも、ケータイ補償や携帯電話の購入時に使える優待券、海外旅行保険、お買物保険、空港ラウンジの利用など、さまざまな特典が付いているので、ドコモユーザーの方には、是非おすすめのクレジットカードと言えると思います。