先日、コンビニ業界3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスが経営統合を目指し協議しているというニュースがありました。
実はファミマとサークルKサンクスの経営統合の話は2014年の夏ごろにも囁かれていたので、やっぱりというのが本音です。
両社が経営統合すると、ローソンを抜いて業界2位になるのですが、Tポイントを貯めている者としては、今後の共通ポイントの行方の方が気になってしまいます。
今回の統合で共通ポイントがどうなっていくのか、考えていきたいと思います。
経営統合後は、ファミマに一本化?
まず経営統合されると、それぞれの店舗はどうなるのか?気になりますよね。
経営統合されると、弱者が強者に食われるのが一般的です。
両社の規模を比較してみましょう。
ファミマ | サークルKサンクス | |
資本金 | 16,658百万円 | 8,380百万円 |
売上 | 1,721,962百万円 (2014年2月期) |
1,018,891百万円 (2014年2月期) |
店舗数 | 23,622(国内外) | 6,353 |
ポイント | Tポイント | 楽天Rポイント |
親会社 | 伊藤忠商事 | ユニーグループHD |
見ての通り、全ての規模でファミマの圧勝ですね。
特に店舗数が4倍近い差があります。
両社を比較すると、経営統合後は下記のいずれかになるものと予想しています。
- 全店舗をファミリーマートになる
- 店舗ブランドはそのままで継続運営され
両社ともに経営統合にかかるコストを考えると、店舗数で圧倒的なシェアを誇るファミマをベースに店舗統合を図るのが妥当といえます。
少なくとも、全店舗がサークルKサンクスになることはないでしょう。
ただ、フランチャイズ店舗が多いコンビニにあって、全店舗をファミマに変更するとなると、改装費などを負担できるオーナさんは数える程度しかいないのではないでしょうか。そうなると強引にファミマブランドに統一してしまうことで、これを機に廃業するオーナさんも出てくることでしょうね。
今後店舗ブランドがどうなるのか気になります。
Tポイント?それとも楽天Rポイント?
そして最大の注目はポイントカードの行方です。
店舗統合の話でも述べましたが、全店舗がファミマブランドになることがあっても、サークルKブランドになることは、まずないでしょう。
仮に全店舗がファミマブランドになれば、Tポイントが貯まる店舗数が増えるので、個人的にはうれしいですが、わざわざRポイントまで設立した楽天側も黙ってはないと思います。
ひょっとすると、全店舗でTポイント・楽天Rポイントの両方のポイントカードが使えることもありえるのでしょうか?
そうなると楽天Rポイント側はメリットが高まりますね。
いずれにせよ、Tポイントを貯めれる店舗が増えることは悪いニュースではないので、今後もこの話題を注視していきたいと思います。