富山の春の風物詩!ホタルイカ掬い。身投げの時期や条件、道具などのポイントを紹介します!

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ホタルイカの身投げ

近年、富山の春の風物詩として人気が高まっているのが、ホタルイカ掬いです。

この時期、産卵の為に接岸するメスのホタルイカを待ち伏せし、掬うのですが、これがとても楽しいのです。

その様子は、正に大人の金魚掬いとも言えます。

今回は、富山でホタルイカ掬いを行う上で、押さえておきたいポイントを順にご紹介します!

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このページの目次

まずは絶対にマナーを守りましょう!

富山のホタルイカの身投げの様子が、全国放送で紹介された影響などで、近年ホタルイカ掬いに訪れる人の数が、急激に増えています。

車のナンバーを見てみても、お隣の石川県を始め、岐阜、大阪、東京など全国各地からこられております。

私は、ホタルイカが掬えるポイントの近くに住んでいますが、シーズン中の週末や新月付近ともなると、夜遅くに多くの車が押し寄せてくるので、騒音などの影響で、地元住民はとても困っています。

また、残念ながら湾内や浜にゴミをそのまま放置していく人も少なからずおります。

絶対にゴミは持ち帰りましょう!

ホタルイカを掬う為に漁業権はありませんが、これ以上マナーが問題になると何かしらの規制がかかる可能性があるので、マナーは守りましょう!

ホタルイカの身投げって何?

メスのホタルイカが産卵の為に、岸に接岸する様子をホタルイカの身投げと呼んでいます。

全国的には富山県が最も有名ですが、鳥取県や京都の舞鶴などでも身投げはあるようです。

ホタルイカの身投げの様子

少し見難いですが、上記の写真は身投げをしたホタルイカです。

ホタルイカの身投げの時期と捕れる場所

身投げの時期は、3月から5月中旬ごろまでが一般的ですが、2月下旬ごろにも身投げすることはありますが、寒すぎてそれどころではありませんね。

また、過去には6月上旬ごろにも身投げをした事があるようですが、5月のゴールデンウィークを過ぎると、一気に終息します。

ホタルイカは富山県のどこで獲れるの?

富山県の呉西は国分浜から呉東は朝日町まで、いくつかのポイントがありますが、主に有名な所では四方漁港、八重津浜、滑川漁港、魚津漁港となっています。

ホタルイカ掬いができる場所(ポイント)については、別途ご紹介しますので、少々お待ちください。

身投げの条件は?

ホタルイカの身投げに関しては、未だに謎が多いですが、好条件の定説としては下記の事が挙げられています。

  • 新月前後の夜から深夜にかけて(21時~5時ごろ)
  • 深夜に満潮を迎える日
  • 南風の日
  • 日中が暖かい
  • 雨が降っていない(3日ほど雨の降らない日が続いていれば特に良し)
  • 風がなく、波が穏やか
  • ダムの放流がない日

しかし、上記で挙げた条件に当てはまらない日であっても捕れる事はありますし、条件が良くても捕れない事はあります。

それでは、次に私のこれまでの経験上で説明をします。

新月の前後1週間は最も確率が高くなる

やはり新月を中心とした前後1週間は、最も捕れる確率が高いでしょう!

ホタルイカ掬い

上記の写真は、2016年4月2日(土)のAM2時から2時半の30分にかけて捕ったホタルイカです。

場所は、岩瀬漁港の西側スロープです。

直近の新月が4月7日なので、約1週間前になります。

ホタルイカ掬い_岩瀬漁港の西側スロープ

次に、上記の写真は2016年5月3日(火)のAM3時から4時ごろにかけて捕ったホタルイカです。

場所は、先ほどと同じ岩瀬漁港の西側スロープです。

直近の新月が5月7日なので、こちらも約1週間前に当てはまりますね。

この時に捕った様子は、下記の動画に収めましたので、良かったら見てみてください。

これぐらい接岸する事を、”爆湧き”と呼んでいます。

ホタラーの方は、この爆湧きを求めて来ているのです。

天気の良い日が数日続き、日中が温かい日の深夜はおすすめ

3月、4月はまだ寒い日が多いですが、この時期に日中の温度が15℃を超え、雨も降らず終日天気の良い日が数日(3日ほど続けばかなり良い)続いた日の深夜は捕れやすいと思います。

日夜通じて寒い日は、可能性が低い

どこかのサイトで、気温が8℃以下の場合はホタルイカが発生し辛いというのを見たことがありますが、確かに日中晴れていても気温が低い場合は、ホタルイカにも遭遇する確率は低いように思います。

いずれにしても、日中が15℃以上の日が理想だと思います。

日中に断続的な雨が降った日は、可能性が低い

ホタルイカは真水を嫌うと言われている為か、日中に断続的な雨が降った場合の深夜は、発生し辛いと言われています。

確かに、このような天候の場合に発生した記憶はありません。

深夜に雨が降っていても、それまでの日中が晴れて暖かればあまり影響はない

爆湧きとなった2016年5月3日(火)の翌深夜は、日中(5月3日)は天気が良くて暖かかったのですが、21時以降は雨&暴風という悪条件にも拘わらず、前日よりも爆湧きだったようです。

また、4月のある日も、夜から翌深夜4時ごろまで雨が降っていて、雨が止んだ4時半ごろからプチ湧きしたという事がありました。

だからと言って、必ずしも断定はできませんが、夜になって降り出した雨は、日中の天気が良ければ、あまり影響はないと思っています。

ただし、雨の中掬うのも嫌だし、暴風の場合は身の危険もあるので、おすすめはできません。

満潮、干潮はあまり関係はない

定説では満潮時刻が深夜帯が良いとされていますが、干潮の方が良いと言う人もいます。

新月前後であれば、潮位はあまり関係ないと思います。

ただ、満潮時と干潮時は潮の流れが変わるので、その前後で急に湧き始める事は確かにありますね。

満月付近でも獲れる事はある

新月とは逆に満月は身投げの確率が低いとされているので、海に来る人もかなり少なくなります。※というか殆どいません。

しかし、満月であっても捕れる事はあります。

ホタルイカ掬い_満月付近

上記の写真は、2016年3月22日(火)のAM1時頃から2時頃にかけて掬った様子です。

場所は、岩瀬漁港の西側スロープでした。

翌日の3月23日が満月だったので、ほぼ満月の日と言えますが、それでも約1時間でバケツ半分ほど掬えました。

この日は、ほぼ満月でしたが、以下の条件が当てはまっていました。

  • 日中の天気が良かった
  • 21時頃から南西の風が吹いていた
  • 満潮が深夜時間帯(1時30分)だった

この様に、満月だからと言って、絶対にダメとは限りません。

捕るために最低限必要な道具と、あったら便利な道具

それでは、実際に私がホタルイカを捕りに行くとき使用している道具と、持っていないけどあったら良いなと思う道具を紹介します。

最低限必要な道具

ホタルイカを捕りに行く場合は、必要最低限の道具を準備する必要があります。

タモ網

タモ網がないと、ホタルイカを見つけても掬う事ができないので、絶対に必要です。

掬う場所によって必要となってくる長さは変わってきますが、網目はホタルイカがすり抜けない程度の細かい物を選びましょう

漁港内や防波堤の上から掬う場合

最低でも4m以上の、出来るだけ長いタモを準備しましょう。

私のおすすめは、最長418cm になる、このタモ網です。

タモ網最長418cm

何がおすすめかと言うと、送料込みで3,000円程度というコスパの良さです。

タモ網最長418cm2

長さも4段階調整が可能なので、ホタルイカ掬いであれば、これ一本でカバーできます。

これだけ長い物になると、上州屋などだと5,000円オーバーとかになりますが、Amazon や楽天なら、送料込みで3,000円程度で購入できます。

ウェーダーを履いて、浜で掬う場合

あまり長すぎない方が掬い易いので、1m ほどで良いと思います。

先ほど紹介したタモ網であれば、調整可能なので伸ばさず短いままで使えば問題ないと思います。

防波堤掬ったりすることも考慮して、先ほど紹介した最長418cmのタモ網がおすすめです!

ヘッドライト(LED)

ホタルイカ掬いを色々教えてもらった師匠に最初に言われたのが、「タモとヘッドライトはケチるな」でした。

とにかくヘッドライトは、明るい事に越した事はありません。

暗かったらあまり意味がありませんからね。

ただし、ヘッドライトの多くは中国製のLEDが使われているので、耐久性には疑問があります。

私が使っているのは、 GENTOS の HW-000X という300ルーメンの物です。

GENTOS HW-000X

他にもっと明るいヘッドライトは多くありますが、品質には定評のあるGENTOS というブランドを信頼して購入しました。

近くに投光器で照らしている人や、人が多く周りが明るい場合なら、これで十分です。

ただ、人が少なく自分の灯りに頼るしかない場合は、少し光量が足りないと思う事もあります。

そんな時には、もっと強力なヘッドライトが欲しくなってしまいます。

比較的評判が良いのは、下記の物があります。

以前、私の隣で掬っていたおじさんのヘッドライトが、超強力な光を発していたので、色々聞いてみたら、5000LM のヘッドライトを使われていました。

ヘッドライトをケチると、後から絶対に後悔する事になりますよ!

懐中電灯(LED)

私は、ヘッドライトと懐中電灯の2つを併用しています。

やはり懐中電灯は、何かと使いやすいですからね。

私が使っているのは、Panasonic のBF-BS05K-K です。

Panasonic BF-BS05K-K

パナソニックには、他に BF-BS01P-W というLED の懐中電灯があり、私の友人も使ってますが、それの強力バージョンがBF-BS05K-K なのです。

明るさはLEDの数がBF-BS05K-Kの方が多いので全然違いますが、それ以上に違うのが、BF-BS01P-W は防水仕様ではないのに対し、BF-BS05K-K は生活防水仕様になっている点です。

BF-BS01P-W は上州屋でも売ってたので、てっきり防水仕様だと思ってました・・・

BF-BS05K-Kは、白色LED で海中で泳ぐホタルイカも大変見やすいです。

また、首にかけることができるので、大変便利ですよ。

なので、絶対にBF-BS05K-K をおすすめします!

長靴

長靴を選ぶポイントは、

藻で足場が滑りやすい岩瀬漁港の西側スロープなど、足場滑りやすいところが多いので、スパイク付である事と、水が入らない様に丈がなるべく長い物を選びましょう!

おすすめは、下記の長靴です。

バケツ

バケツは掬ったホタルイカを入れるのに必要となります。

100均の物で良いですが、最低2個は持っていきましょう。

クーラーボックス

クーラーボックスのサイズは、どれだけ掬う気があるのかで変わってきますが、25L 程の物が小さすぎず大きすぎる事もないので、良いと思います。

クーラーボックス25L

クーラーボックスもAmazon や楽天で購入すると安く買えますよ!

防寒具

3月、4月の富山の夜は、まだまだ寒いので、ジャンパーなど防寒具は必須です。

底冷えする中ではホタルイカ掬いどころではないですからね。

タオル

汚れたりする事があるので、お手拭き用などいくつかタオルを持参しておきましょう!

以上が、私がいつも実装している道具となります。

人によっては、他にも色々持ってきてますが、これだけあれば最低限のホタルイカ掬いを楽しむ事はできると思います。

あれば便利な道具

絶対に必要ではないですが、有れば何かと便利な道具を紹介します。

ウェーダー

足元から胸位まである防水具で、魚屋さんが履いてるやつですね。

浜に入って捕る場合は必須で、岩瀬漁港の西側スロープや、テトラなどで捕る場合もあった方が良いと思います。

ゴム手袋

3月中であれば、手元も冷たいですし、何より手が汚れ臭くなるので、ゴム手袋があれば大変便利です。

ゴム手袋は100均で売ってる物で十分です。

ロープ付きのバケツ

湾内や、防波堤の上などから捕ってる時に、バケツに海水を貯める場合に必要となるのが、ロープ付のバケツです。

いつでも海水を掬えるポイントで捕ってる方なら不要かもしれませんが、防波堤の上から掬う場合も考慮すれば、持っておいた方が良いと思います。

投光器

先日、ホタルイカがボツボツ程度で捕れている状況で、同じ場所で隅の方でLED のポータブル投光器を照らしてオジサンいて、その周辺でホタルイカが集まっている事がありました。

投光器と言えば、以前までは、大きなエンジンに繋いでいましたが、今では車内で充電ができるLEDのポータブル投光器があるので、これがおすすめです!

ホタルイカの群れを集めやすくする上で、投光器はかなりの威力を発揮します。

ライフジャケット

毎年、テトラで掬ってる人で、誤って海に転落する人を見かけますし、岩瀬漁港の西側スロープで足を滑らせ沖の方に流されそうになってる人を見かけます。

実際、ホタルイカを捕りに来て海に転落し、命を落としている人はおります。

天候が悪い日や、テトラなどの危ない場所で捕らないと言っても、いざ夢中になると知らぬ間に危険な行動を捕ってしまう物です。

万が一に備えライフジャケットがあると、最悪の自体を防ぐことができます。

特に、お子さん連れで来られている方は、お子さんだけでもライフジャケットを着用されていた方が良いと思います。

捕ったホタルイカは一度海水で洗い持ち帰りましょう

掬ってバケツなどに入れておいたホタルイカは、帰宅前に一度網に移し、海水で綺麗に洗ってから、クーラーボックスに移し持ち帰りましょう。

ホタルイカの保存は、真水では洗わずそのまま冷凍保存する

掬ったホタルイカを自宅に持ち帰ると、朝方になっていると思いますが、そこから下処理するのは大変ですよね。

その様な場合は、冷凍保存すると良いでしょう。

ホタルイカなどイカ類は、真水で洗うと急激に鮮度が落ちてしまうので、海水で綺麗に洗った状態で、100均などに売っている冷凍保存用の袋に入れて、冷凍保存します。

情報収集について

富山県内のホタルイカ情報をやりとりしている掲示板はいくつかありますが、中にはデマも結構多いので、掲示板の情報は鵜呑みにはできません。

但し、ホタルイカの姿が全く見れない時などの情報だけは、ほぼ正しいと思って良いと思います。

なんせ暇ですから・・・

考えてみれば、ホタルイカが採れ始めると、ホタルイカに夢中になりスマホどころではなくなりますよね!

最盛期になると、Twitter でリアルタイムの情報をツイートしている方も多くおられるので、Twitter の検索窓でホタルイカや、八重津浜、四方漁港などで検索すると、リアルタイムの情報が得られやすいと思います。

ホタルイカの食べ方

都会の方は、ホタルイカと言えば大抵がボイルだと思いますが、折角掬って鮮度の良いホタルイカなら、色んな食べ方にチャレンジしてみてください。

ホタルイカには寄生虫が潜伏している可能性があるので、生食はダメ

ご存知だとは思いますが、ホタルイカの内臓には旋尾線虫という寄生虫が潜伏している可能性があり、生のまま食べてしまうと、最悪腸閉塞になってしまう可能性があるため、絶対に火を通すか、内臓を綺麗とるなどの処理をしてから食べましょう。

ちなみに旋尾線虫は、下記の条件で死滅させる事ができます。

  • 沸騰したお湯で30秒以上茹でる
  • -30℃で4日以上冷凍させる
  • -35℃で15時間以上冷凍させる
  • -40℃で40分以上冷凍させる

お店で売っている沖漬けなどは、一度冷凍処理した物を使っているので、寄生虫は死滅していますが、一般家庭用の冷凍庫は-18℃程度なので、-30℃以下となると、業務用の冷凍庫でないといけません。

さすがに私も自宅にはないので、生のまま食べる場合は、内臓を綺麗取りましょう。

定番はボイル

ホタルイカのボイル

最もポピュラーなのが、ボイルですね。

下処理も楽ですし。

ボイルする上で注意したいのは、茹ですぎない事。

茹ですぎると、内臓が出てきたり、ホタルイカ自体が崩れてしまうので、1分程で良いと思います。

新鮮だからこそ、刺身がおすすめ!

ホタルイカの刺身

折角、鮮度の良い物が手に入ったなら、是非刺身で食べてみてください。

我が家では、一時ボイルばかり食べていたら、子供達が飽きてホタルイカを拒否し始めました。

なので、刺身にして食卓に出したところ、子供達にも大変好評で、今では刺身しか食べなくなってしまいました。

ただし、下処理が面倒なんですよね・・・

個人的には昆布締めが最もおすすめ!

昆布締めとは富山の郷土料理の一つですが、昆布の旨味がホタルイカに染み込み、とても美味しいですよ。

保存にもぴったりです。

作り方は内臓を取り、イカの内部を流水で綺麗に洗って下処理したホタルイカを、昆布に敷き詰めいていくだけですが、いくつかポイントがあります。

まず、酒とお酢を1対1で割った液を、キッチンペーパーなどに染み込ませ、昆布の表面(イカに触れる部分全て)を拭いていきます。

ホタルイカの昆布締め

昆布の表面に液を拭き終えたら、下処理したホタルイカを敷き詰めていきます。

ホタルイカの昆布締め2

敷き詰めたホタルイカに液を表面に拭き終えた昆布でサンドします。

ホタルイカの昆布締め-完成

この要領で、3重ほどに重ねていけば完成です。

完成した物は、ラップに包んで、冷蔵庫に保管します。

大体、6時間ほど放置すれば、ほのかに昆布の旨味が染みて、美味しくできあがっていますが、私の場合は、一晩程放置してから食べています。

好みによって違ってくるので、一度試してみてください。

冷凍保存もできますよ!

まとめ

近年は、かなり過熱気味で新月付近の人混みは尋常じゃないほどですが、掬えた時の感動は体験した人にしかわからないでしょう。

最低限の道具の準備と、身投げに対する最低限の知識を持ったうえで、楽しんでみてください。

なお、近隣住民の方の迷惑にならない様に、マナーは守るようにお願いします!

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